 | 地球最後の日のための種子 スーザン・ドウォーキン 中里 京子 文藝春秋 2010-08-26 売り上げランキング : 7366 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
「もし種が消えたら、食べ物が消える。そして君もね」
ジーンバンカーのスコウマンの言葉
本書はこんなウィットに富んだ言葉で
生物多様性の保護を生涯訴え続けたベント・スコウマンの一生を記したものである
-地球最後の日のための貯蔵庫-
北極圏の凍土の地下に実在する施設である
これは紛れもないノンフィクションであり
我々人類が直面する大きな問題である
生物多様性といえば2010年に名古屋市で開催された
生物多様性国際自治体会議が記憶に新しい
生物多様性とは何なのか
生物多様性を保全するとはどういうことか
そこに潜む罠とは
問題点を明らかにしながらも
ベント・スコウマンの人間性と絡めた伝記として書き起こすことで
我々のような生物多様性素人にもわかりやすく
楽しみながら読むことができるようになっている
あなたは、遺伝情報は
その情報を発見または所有する側の権利として
そのアクセスが保護されるべきだと思いますか
それとも誰でもアクセス可能な情報として
オープンに開示していくべきだと思いますか
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